もったいないは世界に誇れる日本の文化

Plastic Free Julyも22日目。

ここまで毎日、環境や暮らしについて考えてきました。

今日は少し視点を変えて、日本に昔からある一つの言葉についてお話ししたいと思います。

その言葉は、

「もったいない」

です。

私はオーストラリアで暮らし、日本へ戻ってきたからこそ、この言葉の素晴らしさを改めて感じるようになりました。

世界中を探しても、この言葉をそのまま表現できる言語はほとんどありません。

だから私は、「もったいない」は日本が世界に誇れる文化の一つだと思っています。

「もったいない」は節約ではない

「もったいない」というと、

「節約しましょう。」

という意味だと思われることがあります。

もちろん、それも一つの意味です。

でも、本来の「もったいない」はもっと深い言葉だと思います。

物を最後まで大切に使う。

食べ物に感謝する。

作ってくれた人に感謝する。

自然の恵みに感謝する。

そのすべてが「もったいない」という一言に込められています。

子どもの頃によく聞いた言葉

私が子どもの頃、

食事を残すと、

「もったいないよ。」

と言われました。

洋服が少し破れたら、

縫って使いました。

家具も家電も、

壊れたら修理するのが当たり前でした。

今思えば、

それは環境活動ではありませんでした。

普通の暮らしだったのです。

オーストラリアで感じたこと

オーストラリアで暮らしていた頃、

日本とは違う形で、

物を大切にする文化をたくさん見ました。

中古品を上手に活用する人。

家具を修理しながら何十年も使う人。

地域で物を譲り合う人。

「新しい物を買う」より、

「今ある物を生かす。」

そんな考え方が自然に根付いていました。

私はその姿を見ながら、

「あれ、日本にも同じ考え方がある。」

そう思いました。

それが、

「もったいない」

という言葉だったのです。

環境活動より前にあるもの

最近は、

サステナブル。

ゼロウェイスト。

SDGs。

いろいろな言葉があります。

もちろん大切です。

でも私は、

難しい言葉を知らなくてもいいと思っています。

「まだ使える。」

「最後まで食べよう。」

「直して使おう。」

その気持ちがあれば、

それはもう立派な環境活動です。

物には時間が詰まっている

一つのコップにも、

たくさんの人の時間があります。

作る人。

運ぶ人。

売る人。

そして、

自然からいただいた資源。

そう考えると、

簡単には捨てられなくなりました。

私は最近、

「物を見ている」のではなく、

「その向こう側にある時間」を見るようになりました。

だからこそ、

最後まで使いたいと思うのです。

子どもたちにも伝えたい言葉

私は子どもたちに、

環境問題を全部覚えてほしいとは思いません。

でも、

「もったいない」

という言葉だけは、

大切にしてほしいと思っています。

この一言の中には、

感謝も、

思いやりも、

未来への責任も、

全部入っているような気がするからです。

今日の小さなチャレンジ

今日、

家の中で一つだけ、

「まだ使える物」

を探してみてください。

少し手入れをする。

修理してみる。

最後まで使い切る。

そんな一つの行動が、

日本人が昔から大切にしてきた

「もったいない」

という文化につながっているのかもしれません。

Plastic Free Julyは、

新しい暮らしを始めるイベントではありません。

日本人が昔から持っていた大切な心を、もう一度思い出す一か月。

私はそんなふうに感じています。

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