便利になったのに、なぜ物は増え続けるのだろう?
Plastic Free Julyも21日目。
3週間が過ぎました。
この21日間、私は毎日「暮らし」について考え続けています。
プラスチック、ごみ、食品ロス、環境問題。
いろいろなテーマについて書いてきましたが、最近、あることをよく考えます。
「私たちの暮らしは、昔よりずっと便利になったのに、なぜ家の中の物は増え続けるのだろう。」
今日は、そのことについて一緒に考えてみたいと思います。
「便利」は私たちの生活を豊かにしてくれた
まず最初に伝えたいことがあります。
私は便利なものを否定したいわけではありません。
電子レンジも使います。
インターネットも毎日使っています。
ネットショップで買い物をすることもあります。
便利な技術のおかげで、私たちの暮らしは本当に快適になりました。
家事の時間は短くなり、遠くの人ともすぐにつながれるようになりました。
それは素晴らしいことです。
でも、その一方で、気づけば家の中には物が増えています。
「便利になったはずなのに、なぜ片付かないんだろう。」
そんな疑問を持つようになりました。
「安いから買う」が当たり前になっていないだろうか
以前の私は、セールを見ると心が動きました。
「今だけ30%オフ。」
「2つ買うと1つ無料。」
そんな言葉を見ると、
「今買わないともったいない。」
そう思っていました。
でも、家に帰ってから気づくことがあります。
「あれ?これ、本当に必要だった?」
結局、一度も使わずにしまったままの物。
存在すら忘れてしまった物。
きっと誰にでも、一つや二つはあるのではないでしょうか。
安く買えたことは得をしたように感じても、
使わなければ、それは資源もお金も時間も使ったことになります。
「捨てる」より「増やさない」
環境問題というと、
「どう捨てるか。」
に目が向きがちです。
リサイクル。
分別。
再利用。
もちろん大切です。
でも、この8年間で私が一番大きく変わった考え方があります。
それは、
「捨て方を考える前に、増やさないことを考える。」
ということです。
家の中に入ってくる物が減れば、
自然と捨てる物も減ります。
収納に悩むことも減ります。
探し物をする時間も減ります。
実は、一番環境に優しいのは、
最初から必要以上に買わないことなのかもしれません。
「お気に入り」がある暮らし
最近、私は物を買うときに、
こんなことを考えます。
「10年後も使いたいと思えるかな。」
流行だけで選んでいないかな。
安いからではなく、
本当に好きだから選んでいるかな。
そう考えるようになってから、
買い物の回数は減りました。
でも、
満足度はずっと高くなりました。
毎日使うお気に入りのマグカップ。
長年使っている木のまな板。
修理しながら使っている道具。
そういう物には、
値段では測れない価値があります。
「物」より「経験」が残る
子どもたちと海へ行った日。
家族で公園を歩いた日。
オーストラリアで見た青い空。
Plastic Free Julyで出会った人たち。
今思い出すのは、
買った物ではなく、
過ごした時間です。
もちろん物も必要です。
でも、
人生を豊かにしてくれるのは、
物の数ではなく、
経験なのではないでしょうか。
そう考えるようになりました。
便利だからこそ、立ち止まる
今はスマートフォン一つで何でも注文できます。
翌日には届きます。
とても便利です。
だからこそ、
私は一度だけ立ち止まります。
「本当に必要かな。」
「家に似た物はないかな。」
「一年後も使っているかな。」
その数秒が、
暮らしを少しずつ変えてくれました。
便利さに流されるのではなく、
便利さを上手に使う。
それが今の私の目標です。
暮らしを整えることは、心を整えること
家の中が少し整うと、
不思議と気持ちにも余裕が生まれます。
探し物をする時間が減る。
掃除が楽になる。
お気に入りだけが並ぶ空間になる。
それだけで、
毎日の暮らしは少し心地よくなります。
環境活動を始めたつもりでした。
でも振り返ると、
一番変わったのは、
私自身の暮らし方だったのかもしれません。

今日の小さなチャレンジ
今日、家の中を一つだけ見渡してみてください。
キッチンでも、
本棚でも、
引き出しでも構いません。
そして一つだけ、自分に聞いてみてください。
「これは、本当に今の私に必要だろうか。」
その問いかけだけで、
暮らしは少しずつ変わり始めます。
Plastic Free Julyは、
「物を減らすチャレンジ」ではありません。
本当に大切なものを見つける一か月。
私はそんなふうに感じています。


