石油危機から始まったプラスチック社会。いま世界はまた転換点にいるのかもしれない

石油危機再びな事象が訪れる予感な今日この頃。

気になって少し自分で調べています。

つい、ガソリンが!ガスが!電気が!と目が行きがちですが、プラスチックへも行きつきます。

深く調べると1970年がキーになる。それは、石油危機の時代です。

1973年、中東で起きた戦争をきっかけに、石油輸出国のグループである OPEC が石油の輸出を制限しました。
この出来事は後に 1973年石油危機と呼ばれるようになります。

当時、日本ではスーパーからトイレットペーパーが消えるという出来事がありました。
いま聞くと少し不思議ですが、人々が不安になって買い占めをしたんですね。

それまで当たり前だったものが、突然なくなるかもしれない。
そんな経験を、日本は初めてしたのだと思います。

そして、その「当たり前」を支えていたのが石油でした。


石油から生まれた、とても便利な素材

少しだけ、プラスチックの話をします。

私たちの生活の中にあるプラスチック。
スーパーの包装、コンビニのお弁当容器、ペットボトル、レジ袋。

あまり意識しないけれど、実はその多くは石油から作られています。

石油を精製すると「ナフサ」という成分ができて、それがプラスチックの原料になります。
つまり石油は、燃料だけではなく、素材そのものでもあるんですね。

石油危機のあと、世界は省エネを進めました。
けれど同時に、軽くて安くて便利な素材として、プラスチックはどんどん広がっていきました。

割れない。軽い。安い。
そして、どんな形にもできる。

気がつけば、私たちの暮らしはプラスチックに囲まれるようになっていました。


海で起きていた静かな問題

それから数十年。

世界は、少しずつある問題に気づき始めます。
海の中に、思っていた以上のプラスチックがあるということです。

研究によると、世界の海には毎年約800万トンのプラスチックが流れ込んでいると言われています。

街のゴミが風で飛ばされたり、川を通って海に流れたり。
漁業で使われる網やロープなども原因になります。

海に入ったプラスチックは、ほとんど自然分解されません。
長い時間をかけて細かく砕け、マイクロプラスチックになります。

魚や海鳥、ウミガメがそれを食べてしまうこともあります。
そして最近では、その小さなプラスチックが食物連鎖を通じて、私たちの体にも入る可能性があると言われています。

便利だったはずのものが、こんな形で海に残り続けている。
それを知ったとき、少し複雑な気持ちになります。


そして今、また石油が揺れている

ここ最近ニュースを見ていると、少し気になることがあります。

それはイランをめぐる中東情勢です。

もし石油輸送の重要なルートである
ホルムズ海峡が止まるようなことがあれば、世界の石油供給に大きな影響が出る可能性があります。

この海峡は、世界の石油輸送の約20%が通る場所です。

つまり石油が止まれば、
ガソリンだけでなく、化学製品やプラスチックの価格にも影響が出るかもしれません。


石油危機は、いつも社会を変えてきた

歴史を振り返ると、石油危機はいつも社会の変化のきっかけになってきました。

1970年代の石油ショックは、省エネ技術を進めました。
そしていま世界では、再生可能エネルギーや脱炭素への流れが強くなっています。

もしかすると今回の中東情勢も、
石油に頼りすぎてきた社会を見直すきっかけになるのかもしれません。

プラスチックも同じだと思います。

完全にゼロにするのは難しいかもしれません。
でも、どれくらい使うのか、どう使うのかは選ぶことができます。

マイバッグを持つこと。
詰め替え商品を選ぶこと。
できるだけ使い捨てを減らすこと。

小さなことですが、
そういう選択を重ねていくことが、少しずつ未来を変えていくのかもしれません。

参考資料

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