我が家では、いわゆるプラスチックラップは使っていません。
でもそれは、
「使わないと決めた」というより、
使わなくなっていった、という感覚に近いです。
家族が多くて、
毎日料理をして、
買い物をして、
片付けをして。
その繰り返しの中で、
ふと立ち止まる瞬間がありました。

買い物と料理のあとに、必ず出るもの
買い物から帰ると、
まず袋やトレー、包装が残ります。
料理が終わると、
ラップや袋、
役目を終えたプラスチックが、
当たり前のようにゴミ箱に入っていく。
一つひとつは小さいけれど、
毎日積み重なると、
かなりの量になります。
「仕方ないよね」
「便利だからね」
そう思いながらも、
これ以上、
自分の手でゴミを生み出したくない
という気持ちが、少しずつ大きくなっていきました。
プララップが悪い、という話ではなくて
プラスチックラップは、とても優秀です。
きっちり密閉できて、
保存性も高い。
だから、
「プララップが悪い」と言いたいわけではありません。
ただ、
我が家の暮らしのリズムには、
少し過剰だった
それだけのことです。
家族が多くて、
食べきる量が多くて、
長く保存する場面が少ない。
その暮らしに、
使い捨てのラップが
毎回必要だったかというと、
そうでもなかった。
包むというより、休ませる感覚
我が家では、
おかずが少し残ったら
皿ごと蜜蝋ラップをかけることが多いです。
もしくはお皿をのっける皿っプ!電子レンジ使うときはこれでそのままです。
ぴっちり密閉するわけではありません。
横倒しにもしていません。
乾燥しないように、
ほこりが入らないように、
次の食事まで
少し休ませる。
それくらいで十分。
「完璧に守る」より、
「流れの中に置く」
そんな使い方です。
ゴミが減るとき、暮らしは少し軽くなる
蜜蝋ラップを使うようになって、
ゴミ箱の中身が変わりました。
劇的にゼロになるわけではありません。
でも、
- ラップの芯が出ない
- 使い終わった透明なゴミが減る
- ゴミ袋がすぐいっぱいにならない
その小さな変化が、
思っていた以上に心地よかった。
「また捨てた」という感覚が、
少しずつ減っていく。
それだけで、
台所に立つ気持ちが
少し軽くなりました。
自然素材に触れるという選択
蜜蝋ラップは、
布と蜜蝋でできています。
手で触ると、
ちゃんと“もの”としての感触がある。
包むときに、
少し手を使う。
少し考える。
効率は、
正直、上がりません。
でも、
使い捨てて終わるものではない分、
自分の行動が、そこで止まる。
それが、
ゴミを増やさない方向に
自然とつながっていきました。
きっちりした人には、やっぱり向かない
正直に言うと、
蜜蝋ラップは
きっちり管理したい人には向きません。
完全密閉したい人、
倒しても安心したい人、
保存をコントロールしたい人。
そういう人には、
ストレスになると思います。
でも、
- 食べきる前提
- 使い切る流れ
- ゴミをこれ以上増やしたくない
そんな感覚がある人には、
無理のない選択肢になります。
合う人には、これで十分
蜜蝋ラップは、
暮らしを劇的に変えるための道具ではありません。
でも、
ゴミを減らしたいと思ったとき、
我慢や気合いじゃなく、
手触りのいい選択肢として
そばに置ける道具です。
合う人には、
これで十分。
我が家では、
そうやって、
今も使い続けています。

