「Sustainableな暮らしがしたい」 そう思うようになったのは、数年前。 でも「サステナブルってそもそも何?」と聞かれると、うまく言葉にできない自分もいました。
世界的な定義から、私自身のリアルな体験、そして暮らしに落とし込む実践例まで── 「なんとなく知ってる」から「ちゃんとわかる、そして行動できる」に繋がるヒントをお届けします。

Sustainableってどういう意味?世界の定義
サステナブル(Sustainable)とは、「持続可能な」という意味。 今だけでなく、未来の人たちの暮らしまで考えながら行動することを指します。
この考え方が明確にされたのは、1987年の国連「ブルントラント報告」。
“Our Common Future”という報告書の中で、こんなふうに書かれています:
「将来の世代が自らのニーズを満たす能力を損なうことなく、現在の世代のニーズを満たす開発」
これはつまり、“便利”や“豊かさ”を追い求めすぎて、未来の人々が困るような社会にはしないでいこう、という宣言なんです。
地球環境の保全
社会的な公平性(貧困・教育・ジェンダーなど)
経済成長と雇用の維持
この3つのバランスがとれてこそ、本当の意味で「持続可能」と言える。 今では「Sustainable」は、気候変動・食・エネルギー・教育・観光・福祉まで、あらゆる分野で使われる大きなキーワードになっています。

娘の大学オープンキャンパスで偶然出会った“学びのチャンス”
先日、高校生娘の大学オープンキャンパスに一緒に行ったときのこと。
体験講座に参加できると聞き、ふらっと入ってみたのが「サスティナビリティ観光」という授業でした。
観光とSustainable? 最初はピンと来なかったのですが、講義を聞くうちにその考え方が腑に落ちてきました。
サスティナビリティ観光:
社会・文化・経済・環境という4つの視点で観光を捉える学び
地域の歴史や自然の価値を発見し、それを守りながら観光資源として磨き上げる方法
講座の根幹にあるのは、“理論+実践”。国内外の現場でのフィールド学習も重視
学生は「社会のイノベーター」「観光コンテンツのプロデューサー」として育てられることを目指している
地域経済に貢献する仕組み
こうした考え方が「サステナブル観光」の根本にあると知りました。
大学案内の講座ですので基礎の基礎だと思いますが、観光×環境の視点が面白かったです。人の行動の根本をもう一度立ち止まってみる。
そんな機会になり、○○×環境の可能性を感じました。
持続可能な×○○なにが私にあるのか??
暮らしの中のサステナブル:わたしは蜜蝋ラップから始めました
講座で学んだことを家に持ち帰って考えたとき、 「あ、私、すでにちょっとやってるかも」と気づきました。
それが、**蜜蝋ラップ(Beeswax Wrap)**を暮らしに取り入れること。
私は手作りで蜜蝋ラップを作り、販売もしていますが、 そのきっかけは「食品用ラップのゴミがすごく気になる」という小さな違和感でした。
市販のプラスチックラップは、一度使ったらもう捨てるしかない。 しかも自然に還ることはなく、近年マイクロプラスチック問題も生じています。
一方で蜜蝋ラップは:
オーガニックコットン+蜜蝋+樹脂で作られている
繰り返し使えて、最後は土に還る
電子レンジ不可でも、おにぎりや野菜保存には十分
何より、見た目がかわいくて気分が上がる!
わたしが作るラップには、「かわいくてエコなものを使う楽しさ」も込めています。 毎日の生活の中で、「ちょっといいことしてるかも」という気持ちが積み重なると、不思議と心が豊かになるんです。

Sustainableを学びたい人へ:おすすめの入り口
「Sustainableについてもっと学びたい」と思った人のために、知識ゼロからでも始められるおすすめの資格や講座をご紹介します。
エコ検定(環境社会検定)環境、資源、気候、エネルギーなど広範に学べる
就職や社会活動にも役立つ
SDGs検定 SDGs(持続可能な開発目標)に沿った基礎知識
学校・地域・自治体での活用も◎

さらに、大学のオープンキャンパスや公開講座なども意外と狙い目。 最近では中高生の保護者向けにもサステナブル関連の講座が増えてきているので、 ぜひ地元の大学や市の広報などもチェックしてみてください。
蜜蝋ラップから始める、わたしのサステナブル生活
e-eco and organicの蜜蝋ラップは、GOTS認証(オーガニックテキスタイル世界基準)に準拠したエコテックス認証の生地を使用し、合成成分ゼロの天然素材だけで制作しています。
サイズ:S・M・L・Bagタイプあり
繰り返し使用で年間200枚以上のラップゴミ削減も可能
通気性があるのでパンや葉物野菜の保存にもぴったり
香りがやさしく、キッチンに立つのがちょっと楽しくなる
小さな布1枚かもしれないけれど、それが未来を変える一歩になるかもしれません。
🛍 商品はこちらからご覧いただけます: 👉 www.e-eao.com

Sustainableって、未来を信じる“選択”かもしれない
「Sustainable」とは、何かをあきらめることではなく、未来を信じて選び直すことなのかもしれません。
わたしは今、暮らしの中で自分にできることを少しずつ重ねながら、 同じように迷ったり、考えたりしている人たちと出会えることを楽しみにしています。
「わたしにもできるかも」 そう思ってもらえることが、何よりの喜びです。
一緒に、小さな選択から、よりよい未来を育てていきませんか?
📌 出典・参考資料:
国連「Our Common Future(ブルントラント報告)」
UNEP「Single-use plastics: A roadmap for sustainability」
東京商工会議所「エコ検定」https://kentei.tokyo-cci.or.jp/eco/SDGsジャパン https://www.sdgs-japan.net/